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【無対策とか論外】国家公務員試験総合職(大卒程度)の政策論文の対策

国家公務員試験の総合職の二次試験では政策論文が課されます。

当日の流れはこちら。

tafio.hatenablog.com

はじめに

ほかの方のブログをみると無対策の人がちらほら見られますが,対策するに越したことはないです。むしろ,論文とかけ離れた独りよがりの文章を書くよりかは,論文の書き方を再確認しておく必要があります。

特に法学系などと異なり,論じる機会が相対的に少ない工学系では,いきなり2000字程度の文章を書くのは思ったより難しかったですね。 また試験自体も手書きなので,普段パソコンで書くのと勝手も違います。

言うまでもありませんが,文字数を埋めるための冗長な文章は読み手に疲れます。 むしろ,これは一般的な字数にかんしての指示にも当てはまりますが,字数とはそれ関係なく論じていくうちに,大体埋まってきた量を出題者が提示するのにすぎないのです。

この記事では,論文に対するスタンスと,論文の本質を使った参考書などを紹介しながら書いていきます。

そもそも大学生なのに論文書けないってやばくね?

大学入ってレポートって課されますが,みなさん毎回きちんと書けているでしょうか?感想文じゃないですからね。

これは周りをみてて思いますが,きちんとレポートの書ける人間は少ないです。多くは書き方を「知らない」からです。 また,先生方からのレポート課題のフィードバックを受けるのは自発的に行わないと難しいという現状もあります。

いままでなんとなくで書いてた方はこのへんで体系的にレポートの書き方を身に付けましょう。

レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)

レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

ナンパでもそうですが,プレゼンス能力で他人に自分の魅力を伝える努力はすべきです。もちろんこの記事を読んでいる方々は魅力に溢れていると確信していますが,それが伝わらなかったらもったいないじゃないですか。

政策論文の本質

過去問を人事院に開示請求すると,政策論文もついてきます。眺めましょう。

例年,論じなさいと大きな問題が与えられ,和文1つと英文2つの資料の計3つから適宜参考にしながらやるスタイルです。

個人的にですが,英文をどれだけ参考にして書けるかが勝負だと思います。

単純に資料が1個少ないと書けないのことも起因します。

論文の本質,つまり,なにが訊かれているのか,みられているのかは以下の参考書が大変役に立ちました。マストバイです。

全試験対応!  直前でも一発合格!  落とされない小論文

全試験対応! 直前でも一発合格! 落とされない小論文

  • 作者:今道 琢也
  • 発売日: 2018/02/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

公務員試験 無敵の論文メソッド

公務員試験 無敵の論文メソッド

また,タイトルに惹かれてジャケ買いしてしまいましたこの本。

専門記述に「公共政策」というのがあり,その対策本でしたが,政策のことを捉える上で非常に役立ちました。 論文の書き方とは直接的には関係ありませんが,知識はつけておきましょう。

時間配分とか

30分は内容を練ってアウトラインを作り,残りの1時間半で書き上げる算段でした。それには最後の10分で誤字脱字がないかを確かめる時間を含みます。 論文は内容を練ればもう書けたようなものですから,というかむしろ,内容を練るのがほとんどの作業ですから,ここには時間をかけたいものです。

上で挙げた,鈴木鋭智(2016)「公務員試験 無敵の論文メソッド」(実務教育出版)の108ページによると,書くスピードについて

「書くのが遅いんですけど、本番で時間内に書くにはどうすればいいでしょう?」

 実は「論文を書くスピード」は「鉛筆を走らせるスピード」ではない。

 書くスピードを決めるのは「消すゴムで消す回数」と「悩んで筆が止まる時間」の二つ。

(中略)

ある程度手書きに慣れている人の場合,十分に練った内容なら30分で1000字は書ける。

とのことでした。私は手書きに慣れていないので,1000字書くのに45分かかると見積もりました。

おわりに

書けそうだからと舐めてかからず,論文を書く上での基準を持ち,鍛えましょう。